3PAR OS のアップグレード

3PAR OS は無停止でアップグレード可能

3par

3PAR OS のアップグレード作業は、コントローラノードを1台づつローリングアップグレードしますので、ホストのI/Oを停止することなく実行できます。

但し、ローリングアップグレードを行うためには一定の条件があるようです。「HP 3PAR アップグレード事前計画ガイド」で確認することをおススメします。

下位バージョンから最新バージョンへの直接アップグレードはサポートされない場合がありますので「HP 3PAR OS 3.1.2リリースノート」を確認することもおススメします。

3PAR OS アップデートの種類

・GA:メジャー アップデート
・MU:メンテナンス アップデート

3PAR OS アップデートと新機能

3PAR OS Version 種類 新規機能
3.1.2.484 MU3 ・ノードおよびケージのマネージャビリティとサービサビリティ向上
・Transparent Failover と Peer Persistence を含む Remote Copy
3.1.2.422 MU2 ・HP 3PAR StoreServ 7450 Storage のサポート
・HP 3PAR Priority Optimization Software によるサービス品質維持
・HP 3PAR Remote Copy Software を拡張し 1:N 構成のソースから両方のターゲットシステムへの同期モード レプリケーションを提供
・Fiber Channel over Ethernet (FCoE) プロトコルのサポート
・HP 3PAR StoreServ Data at Rest Encryption による書き込みデータの暗号化
・フラッシュアーキテクチャの最適化(バリアブルキャッシュ (Adaptive Read) 機能により読み取りデータをキャッシュ、Adaptive Writes 機能によりフラッシュメディアへの書き込みを減らし寿命を延ばす、自律キャッシュオフロード機能により多数の I/O での一貫したパフォーマンスを実現)
・AIX、HP-UX の HP 3PAR Peer Motion および AIX、HP-UX 環境の EVA Online Import のサポート
3.1.2.322 MU1 ・Linux、VMWare ESX 4、5 環境の EVA Online Import のサポート
3.1.2.278 GA ・AO (Adaptive Optimization) をコントローラノードに実装
・マルチテナント機能の強化、拡張性と高い耐障害性を提供する機能の実装
・EVA Online Import による EVA から 3PAR へのオンラインデータ移行
・Windows Server 2012 ODX 完全対応
3.1.1.448 MU3 ・ネイティブファイバーチャネル (FC) ストレージインフラストラクチャでの Serial Attached SCSI (SAS) ドライブのサポート
3.1.1.410 MU2 ・SMI-S の Microsoft System Center との統合 – Virtual Machine Manager (SCVMM)2012 リリース
3.1.1.342 MU1 ・HP P10000 3PAR Storage System 上の 10G iSCSI CNA をサポートするドライバーとファームウェアを追加
3.1.1.226 GA ・HP P10000 3PAR Storage System のチャンクレットサイズを 1GB に増やすことでストレージシステムのライフサイクルで予想されるエンタープライズ SATA ドライブの容量レベルの急速な増加をサポートする余裕を持つことができるように変更(F-class、T-class は 256MB のまま)
・HP P10000 3PAR Storage System での T10 DIF のサポート
・HP 3PAR Peer Motion 機能により従来のブロック移行手法とは異なりオンラインでの 3PAR ストレージ間でのデータ移行を実現
・HP 3PAR Thin Conversion による Fat ボリュームの Thin ボリューム変換
・HP 3PAR Dynamic Optimization による搭載ドライブ階層間でのボリューム移動によりパフォーマンス最適化を実現
・HP 3PAR Thin Persistence は Thin Built-In ASIC を活用して削除済みデータに関連付けられていた未使用領域(16KBページ単位)を迅速に中断することなく再使用可能に
・SMI-S 1.4 および SNMP v3 のサポート
・HP 3PAR Remote Copy によるリモートコピーは初回の同期や進行中の同期複製の実行中にゼロページのリモート複製を検出して除去することでリモートリンクの帯域幅を有効に活用することで、新しいボユームの初回同期は瞬時に完了
・Remote Copy over IP では、1 対 1 構成で最大 4 つの Remote Copy リンクをサポート
・HP 3PAR OS 3.1.1 以降は ESXi 5.0 U1 からサポートされているスペース再利用のための UNMAP ストレージプリミティブをデフォルトの VMware T10 VAAI プラグインでサポートするため HP 3PAR VAAI プラグインを ESXi に導入する必要がない
2.3.1 MU2 ・ESX/ESXi 4.1 に HP 3PAR VAAI プラグイン 1.1.1 を導入することで ESX/ESXi 4.1 の VAAI を利用可能
・ESXi 5.x に HP 3PAR VAAI プラグイン 2.2.0 を導入することで ESXi 5.x のVAAI を利用可能

HP 3PAR マニュアル

HP Storage 製品マニュアル – 3PAR StoreServ

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